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第6回勉強会を行いました

こんにちは。小林歯科医院 歯科衛生士の山本です。

先日第6回院内勉強会を行いました。

今回はインプラントなどで骨を足す際に行うサイナスリフトやソケットリフトという術式に用いる超音波の器具を新しく導入しましたので、コアフロント株式会社の稲葉さんにお越しいただき、器具の説明と実習を行いました。

この器具は先日院長がセミナーに参加し、実習をしてきたもので、今回は特別にスタッフ全員で実習をさせてもらいました。

この器具の特徴として、強力な超音波器具を用いて硬い骨を削ることが出来るのですが、粘膜や骨膜など柔らかいものは切れない、破れない点です。骨を削りながら骨膜に達した際に他の器具では膜ごと破ってしまいますが、この器具を用いれば膜を破きにくくなります。

また、先端のチップを交換することで、骨を切ったあとにお水を使って骨膜を押し上げることも可能なため、これも膜を破きにくくするポイントになります。

今回は生卵を使って実習をしました。

卵の殻を上顎洞底骨、殻の内側の白い膜を上顎洞粘膜と見立てて実習を行いました。

始めて操作した私たちでも膜を傷つけることなく殻の部分だけを切削・剥離することができました。これを使うことによりとてもサイナスリフトやソケットリフトなどの難しいオペも比較的安全に行うことが可能になりました。

また、前回に引き続き、今回も筋肉内鎮静法について私ともう1人のスタッフが被検体となり体験してみました。私自身はうとうと眠ってしまい、効いている間の記憶も全くなかったですが、もう1人は鎮静下で親知らずの抜歯を行いました。

鎮静+麻酔はしているものの、痛みが強い場合は鎮静の効果は薄く、記憶がところどころあったとのことでした。

個人差や侵襲の大きさで効果が変わってくることがわかりました。

今後も新しい技術や知識を患者さんへ安全に提供出来るよう、スタッフ一同精進して参ります。