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ブルーラジカル治療は何回通う?通院回数と治療期間の一般的な目安を解説

歯周病の治療を検討されている方にとって、「ブルーラジカル治療は何回通院すればいいのか」という疑問は非常に重要です。
治療期間や通院回数が事前にわかれば、仕事や日常生活のスケジュールも立てやすくなります。
この記事では、ブルーラジカル治療の通院回数や治療期間について、実際の治療の流れとともに詳しく解説します。歯周病の重症度別の治療スケジュールや、治療後のメンテナンス頻度まで、治療計画を立てる際に役立つ情報をお届けします。
ブルーラジカル治療の基本的な通院回数と期間
ブルーラジカル治療の通院回数は、患者さんのお口の状態や歯周病の進行度合いによって異なります。
一般的には、治療前の準備段階から治療後のフォローアップまで含めると、**約3カ月から4カ月の期間**で複数回の通院が必要です。
治療の流れは大きく分けて、**治療前の準備期間**、**実際の治療**、**治療後のフォローアップ期間**の3つの段階に分かれます。
治療前の準備段階(2回程度の通院)
ブルーラジカル治療を最も効果的に行うためには、治療前の準備が非常に重要です。
この段階では、プラークコントロール(歯ブラシや歯間ブラシを用いたセルフクリーニング)の改善と、専門家による歯面清掃を行います。
治療開始の前提条件として、**PCR値(プラークコントロールレコード)を20%以下**に維持することが求められます。これは、磨き残しが残っている歯面の割合が20%以下、つまり歯ブラシがかなりお上手な状態になってから治療を開始するということです。
小林歯科医院では、患者さん一人ひとりのお口の状態を詳しく把握し、適切なブラッシング方法や補助器具の使用方法など、個別に最適化したブラッシング指導を行っています。

実際の治療段階(1回から数回の通院)
PCR値が20%以下になり、お口の衛生状態が良好になったら、いよいよブルーラジカル治療を開始します。
治療は局所麻酔下で行われ、1本の歯につき数分で終了します。歯の種類や病状により処置時間は異なりますが、前歯は約3分、臼歯は約5分が目安です。
治療する歯の本数や部位によって、1回で全ての治療を終えることもあれば、数回に分けて治療を行うこともあります。1ブロック(前歯:3分×6本、臼歯:5分×4本)単位で治療を進めることが一般的です。

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治療後のフォローアップ期間と通院スケジュール
ブルーラジカル治療後は、治療効果を最大限に引き出すために、定期的なフォローアップが不可欠です。
治療後の通院スケジュールは、**1週後、4週後、8週後、12週後**と決められています。
治療後1週、4週、8週後のフォローアップ
治療後1週、4週、8週後には、ブラッシングチェックと歯面清掃を行います。この段階では歯肉検査は行いませんが、日常のセルフケアが適切に行われているかを確認し、必要に応じて指導を行います。
歯周ポケットの減少は治療後1カ月以内に最も起こることが分かっているため、最初の1カ月は特に念入りに歯ブラシを頑張っていただく必要があります。
この期間中も、治療前と同様に**PCR値を20%以下に維持すること**が重要です。

治療後12週後の再検査
治療後12週(約3カ月)後には、再検査・ブラッシングチェック・歯面清掃を行います。
この段階で歯周ポケットを測定し、治療の効果を評価します。臨床試験では、術前のポケット深さが6~9mmだった歯周ポケットが平均4.6mmに改善したことが確認されています。
治療効果が十分に得られている場合は、その後は定期的なメインテナンスに移行します。
歯周病の重症度別の治療回数と期間
ブルーラジカル治療は、主に**歯周炎のステージⅢ又はステージⅣ**の患者さんを対象とした治療法です。
歯周病の進行度合いによって、必要な治療回数や期間は変わってきます。
中等度から重度の歯周病の場合
中等度から重度の歯周病の場合、深い歯周ポケット(6mm以上)が複数の歯に存在することが多く、治療対象となる歯の本数も多くなります。
このような場合、治療は数回に分けて行われることが一般的です。1回の治療で全顎を行うこともできますが、患者さんの負担を考慮して、上顎と下顎を分けたり、左右に分けたりして治療を進めることもあります。
治療前の準備期間を含めると、**初診から治療完了まで約3カ月から4カ月**の期間が必要です。

軽度の歯周病の場合
ブルーラジカル治療は、重症度の高い歯周病を対象としたもので、軽度の症状では過剰治療となる場合があります。
軽度の歯周病の場合は、従来の歯周病治療(スケーリングやルートプレーニング)で十分な効果が得られることが多いため、歯科医師の診断を受けて適応を確認することが重要です。
治療費用と各段階でかかる費用
ブルーラジカル治療は、保険適用外の自費診療となります。
治療にかかる費用は、カウンセリング・精密検査、実際の治療、治療後のフォローアップの各段階で発生します。
カウンセリング・精密検査の費用
初回のカウンセリング・精密検査は**税込38,500円(1時間)**です。相談説明のみを希望される場合は、30分6,600円となります。10分延長につき1,100円が加算されます。
この段階で、お口の状態を詳しく検査し、ブルーラジカル治療の適応があるかどうかを判断します。
治療費用
実際の治療費用は、治療する歯の本数や部位によって異なります。
**1歯あたり税込11,000円**、または**1ブロック(前歯:3分×6本、臼歯:5分×4本)あたり税込39,600円**です。歯の種類や病状により処置時間は異なります。

治療後のフォローアップ費用
治療後1週、4週、8週後のブラッシングチェックと歯面清掃は**税込5,500円**です。歯肉検査は行いません。
12週後の再検査・ブラッシングチェック・歯面清掃は**税込6,600円**です。
出典 小林歯科医院「ブルーラジカル(重度歯周病治療)」(2026年3月時点)より作成
治療を受けられない方と注意事項
ブルーラジカル治療は、すべての方が受けられるわけではありません。
患者さんの安全を第一に考え、以下に該当する方には治療をご案内することができません。
治療をご案内できない方
- 妊娠中の患者さん
- ペースメーカーを装着されている患者さん
- 局所麻酔注射が不可能な患者さん
- 光過敏症の診断を受けている患者さん
- 無カタラーゼ症の患者さん
- 鼻呼吸ができないもしくは水を口に溜めていられない患者さん
- 骨粗鬆症の方でBP製剤を服用されている患者さん
これらに該当する場合は、別の適切な治療法をご提案させていただきますので、まずはご相談ください。
治療後の注意事項
治療後、一時的に歯ぐきが白く変色することがあります。これは使用する過酸化水素水の強力な殺菌作用によるもので、通常は数日以内に自然な色へと戻りますのでご安心ください。
また、ごくまれに歯ぐきに痛みや不快感を覚える場合があります。その際は追加で適切な処置やケア方法をご案内いたしますので、お気軽にご相談ください。

治療効果を最大限に引き出すためのポイント
ブルーラジカル治療の効果を最大限に引き出すためには、患者さんご自身の日常的なセルフケアが非常に重要です。
PCR値20%以下の維持
治療前だけでなく、治療期間中および治療3カ月後まで、**PCR値を20%以下に維持すること**が治療成功の鍵となります。
これは、歯周病治療において術後の再感染や症状悪化を防ぐために不可欠な基準です。PCR値が高いまま治療を進めると、治療後に再度細菌が繁殖し、症状が再発するリスクが高まります。
適切なブラッシング方法の習得
小林歯科医院では、患者さん一人ひとりのお口の状態を詳しく把握し、適切なブラッシング方法や補助器具の使用方法など、個別に最適化したブラッシング指導を行っています。
歯ブラシが適切に当たっているか不安な方は、当院にて歯磨き指導を受けていただくことができます。また、「ペリミル」というアプリでもフォロー可能です。
定期的なメインテナンスの継続
歯周病は歯科医療において完全に治癒させることが困難な疾患であり、現代の医学においても治療後のメインテナンスや定期的な管理が非常に重要とされています。
ブルーラジカルはその優れた殺菌力により、歯周病菌の活動を効果的にコントロールし、歯周病の進行を抑制する点で大きな期待を寄せられています。しかし、治療後の口腔衛生管理が不十分な場合、再感染を起こし期待していた結果が望めない場合があります。

他院から受診される患者さんへ
小林歯科医院を初めてご受診される際は、現在のかかりつけ医からの「紹介状」をご持参いただきますようお願い申し上げます。
診療が終了いたしましたら、引き続きの管理をお願いするため、かかりつけ医のもとへお戻りいただく流れとなっております。患者さんにとってより安心で一貫した医療提供を実現するための体制となっておりますので、ご理解とご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
あわせて、紹介状には直近の歯周検査結果(BOP値・PCR値)を添付いただき、また、ブルーラジカル処置を希望される部位についてもご記載いただくよう、かかりつけ医へご依頼をお願いいたします。
なお、当院では紹介状・資料をご持参いただいた後、改めて検査およびカウンセリングを実施いたします。これらの費用はすべて実費(自費診療)となりますので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
まとめ:計画的な通院で効果的な歯周病治療を
ブルーラジカル治療の通院回数は、治療前の準備段階から治療後のフォローアップまで含めると、**約3カ月から4カ月の期間で複数回の通院**が必要です。
治療前の準備段階で2回程度、実際の治療で1回から数回、治療後のフォローアップで4回(1週後、4週後、8週後、12週後)の通院が一般的なスケジュールとなります。
治療効果を最大限に引き出すためには、PCR値を20%以下に維持することや、適切なブラッシング方法の習得、定期的なメインテナンスの継続が不可欠です。
小林歯科医院では、患者さんとともに虫歯や歯周病の予防に取り組み、持続可能な口腔内環境を整えることを目指しています。歯周病や虫歯の治療でお悩みの方は、ぜひお気軽に当院にご相談ください。
ブルーラジカル治療について、さらに詳しい情報や治療のご相談をご希望の方は、小林歯科医院 ブルーラジカルのページをご覧ください。
著者情報
小林歯科医院 院長 小林 健二
日本顕微鏡歯科学会 認定医

