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歯科用CBCT認定医を取得しました

先日日本歯科放射線学会が主催する第8回歯科用CBCT認定講習会を受講し、認定試験に合格。

歯科用CBCT認定医の資格を取得いたしました。

この資格は、歯科用CT(CBCT)に関する高度な知識と診断能力を備えていることを、専門学会が正式に認めたものです。

2026年3月1日時点で、全国にまだ認定医は400人もいないとのことです。

🦷 歯科用CBCTが必要な理由

~「見えない」を「見える」に。より安全な治療のために~

📌 そもそも「CBCT」って何?

CBCT(コーンビームCT) とは、歯や顎の骨を立体的(3D)に映し出す特殊なX線装置です。

従来の「普通のレントゲン」は 平面(2D) でしか見えませんでした。

比較 従来のレントゲン CBCT
見え方 平面(2D) 立体(3D)
骨の厚み わかりにくい 正確にわかる
神経・血管の位置 おおよそしかわからない ミリ単位で把握
隠れた病巣 見落とすリスクあり 発見しやすい

つまりCBCTは、正確な診断に欠かせないツールなのです。

🔍 CBCT認定医が必要な理由

❶ 「撮れる」と「読める」は全くの別物

CBCTは機械があれば誰でも撮影できます。しかし、撮影した画像を正しく読み解くには高度な専門知識が必要です。

  • 骨の状態の正常・異常を見分ける
  • 神経・血管の走行を正確に把握する
  • 微細な病変を見落とさない

これらを確実に行うために、日本歯科放射線学会の講習を受講し・試験をクリアした認定医が必要なのです。

❷ 認定医がいると、治療の安全性が大きく上がる

具体的にどんな治療で役立つのかを見てみましょう。

🦷 親知らずの抜歯

親知らずのすぐ近くには下顎神経(痺れや麻痺に関わる神経) が通っています。CBCTで正確な位置を把握することで、神経を傷つけるリスクを最小限に抑えられます。

🔩 インプラント治療

顎の骨の厚さ・高さ・神経の位置を3Dで把握し、安全で精密なインプラント埋入計画を立てることができます。

🦠 根管治療(歯の神経の治療)

歯の根の形は人によって複雑で、見えにくい感染部位をCBCTで発見することで、再発リスクを大きく減らせます。

🦴 歯周病・骨の異常

骨が溶けている範囲や、骨の中の病変を正確に評価し、適切な治療方針を決定できます。

❸ 患者さんにとってこんなメリットがある

✅ 「原因不明」が減る ── 今まで原因がわからなかった症状が画像で明確になる
✅ 治療前に説明が丁寧にできる ── 現在の状態・リスク・治療方針を3D画像で視覚的に共有できる
✅ 無駄な治療・失敗リスクが減る ── 正確な診断が根拠となるため、過剰・不足な治療を防げる
✅ 被ばく量は低い ── 医科用CTに比べ放射線量が少なく、体への負担も小さい

CBCTは「高精度な3D診断ツール」、認定医はそれを「使いこなせる専門家」です。

機械があるだけでは十分ではありません。正しく読み・診断し・治療に活かす知識と技術を持った認定医がいることで、初めて患者さんに最大限のメリットをもたらすことができます。

当院ではCBCT認定医として、より確かな診断・より安全な治療をご提供してまいります。