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第14回勉強会を行いました
こんにちは。
小林歯科医院 受付の小田です。
先日第14回目の勉強会を行いました。
今回は4月から本格的に始動していく、口腔機能発達不全症や唾液検査について実習を踏まえ再確認を行いました。

口腔機能発達不全症とは、生まれつき病気ではないのに、お子さんのお口の機能が十分に発達しなかったり、上手く使えなかったりする状態のことをいいます。
具体的には、口をぽかんと開けている、食べ物がうまく噛めない、発音がはっきりしない、指しゃぶり、いびきなど様々な症状があり、口腔機能発達不全症を放置してしまうと、歯並びが悪くなる、鼻呼吸がしづらくなる、顔が長くなってしまうなどの様々な悪影響が生じてくる恐れがあります。
当院では保護者の方への問診や、口唇閉鎖力を測る機械を使い、お子さんの口腔機能に問題がないか検査をしていきます。
口腔機能発達不全症と診断された場合は、トレーニング方法を指導させていただき、改善しているか定期的に検査をさせていただきます。
今回の勉強会では、検査項目の確認や、お子さん・保護者の方への指導の仕方、患者さんへの説明方法などを学び、小児の口腔機能発達不全症も、口腔機能低下症も、どちらにおいても、患者さんとのコミュニケーションをよく取り、普段お困りの事をお伺いし、疑いに気づくことが重要だと思いました。
小児に関しては保護者の方の協力も大切になってくるとわかりました。
唾液検査は、唾液中の成分や菌の数を調べ、口腔内の健康状態や虫歯のリスク、歯周病のリスクを評価する検査です。

お水を口に含み、全体に行き渡るように10秒間ブクブクしてから吐き出していただくだけの簡単検査で、6項目がレーダーチャート状に表示されます。ご自身の口腔内がどういった状態なのかを、パッと見て確認していただく事ができます。


今回も相互実習をし、操作方法や説明の仕方、表の見方等を勉強しました。
私たちスタッフも、患者さん一人一人の口腔内の状態を唾液検査で把握し、一人一人にあった治療計画や、歯磨剤・歯ブラシ等の清掃用具を処方していきたいです。
新たに行う検査を十分に活かし、当院を選んで来院してくださっている患者さんの、歯の健康を守っていけるよう、スタッフ一同、励みたいと思います。