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第10回院内勉強会を行いました。

こんにちは。小林歯科医院 受付の小田です。

先日第10回院内勉強会を行いました。

今回は咬筋ボツリヌス治療の説明と、実習を行いました。

ボツリヌス治療とは、ボツリヌス菌が出すボツリヌス毒素から、人体にとって有害な毒素を取り除いたボツリヌス製剤を利用した治療法です。

歯科におけるボツリヌス治療とは、歯ぎしりや食いしばりの防止、顎関節症の治療、食いしばりによる頭痛や肩こりがある方、口唇閉鎖不全等の改善が見込まれています。

小顔効果などの美容目的ではなく、あくまでも治療目的で行っておりますので、必ず診査・診断をしてからの施術となります。

効果は個人差がありますが、約4週間後に最大の効果があり、3〜6ヶ月持続します。

永続的に効果が続くものではございませんが、まずは3回治療を続けて行うことで効果が持続しやすい傾向がありますので、初回は3回継続して頂くことをおすすめしております。

副作用としては、注射を刺すことによる痛み・炎症や、内出血、薬剤を入れた部位の腫れ、膨らみなどが出る場合があります。

また、口角が上がりづらくなり笑いにくく感じることや、唾液が少なくなる場合もあります。当院ではそういった副作用を減らすために、慎重にマーキングを行ってから施術を行っています。

また、左右差が生じる場合もありますが、この場合は、1~2ヶ月後にチェックをさせていただいて、効果が少ない方に少量追加することで改善されることもあります。

私たちスタッフも実際に施注しましたが、痛みを感じるスタッフもいれば、感じないスタッフもいて、やはり個人差があるのだと実感致しました。

施術後、肩こりが緩和されたスタッフや、噛み締める力が弱まったと実感したスタッフもいました。あくまで弱まったと感じるだけで、実際は本来の噛む力・正常な噛む力に戻って来ているというものなので、決して異常なものではございません。

歯ぎしり、食いしばりによるあごの疲れや肩こり・頭痛でお悩みの方は一度ご相談ください。

※診査診断は健康保険適応となりますが、ボツリヌス治療は自費診療となります。

今後も患者さんに安心して治療を受けていただけるように、知識や体験を元にしっかりした説明を行えるよう、スタッフ一同精進して参ります。